Think Aloud 5
傷だらけの親指
君へ何か言いたいこと書く時にふと見た親指が
傷だらけでちょっと悲しくなったんだ
ボタン押す度に痛み増す右手の親指が
これ以上傷だらけにならないように
「好きだ」とか「会いたい」とか
「ありがとう」も「ごめんね」も
リアルな君を前にした時にしか口に出さぬよう
傷だらけの親指見つめてそう誓った
歪な形したそれは僕の一部で
決して離れない痛みと共に僕はしばらく生きてくんだね
君の名前探し言いたいこと書いて
送信ボタン押す前にまた痛みが走る
不意に見た親指が傷だらけでちょっと嫌になったんだ
「嫌い」だとか「バカ野郎」とか
「君のせい」も「僕のせい」も
本物の君を前にした時にしか口に出さぬよう
傷だらけの親指見つめてそう思った
歪な形したそれは僕の全てで
決して離れない血液と共にしばらく生きてくんだね
ささくればっかいじってばっかだから今痛くなる
うまくいかなきゃ血が出るしだから今痛くなる
傷だらけだ僕みたいだいや君みたいかも
傷だらけの僕の一部いや全部か親指
リアルな君を前にした時にしか口に出さぬよう
傷だらけの親指見つめてそう誓った
歪な形したそれは僕の一部で
決して離れない痛みと共に僕はしばらく生きてくんだね
少し幸せ
ちょっとした変化に気づく
そんな相手がいる
不意に抱きしめる
笑顔に出来る相手がいる
それだけで少し幸せ
だから多分明日も少し幸せ
帰り道の自己嫌悪
こんなのは慣れっこだ いつだって独りだった
少し前戻っただけだ 今だってそう変わらない
どうせ誰だって 一時の安らぎのために
自分の位置 ていうか場所 探し求めてるだけ
そう考えないとやるせない 帰り道の自己嫌悪
振り返ったら負けだって勝手なルールで
泣きそうなまま下を向いた 君の「ごめん」が痛くて
こんなのは日常だ いつだって独りだった
情緒不安定だった 今だっていや違うはずなのに
だけど誰だって 一生の繋がりのために
自分の位置 ていうか場所 探し求めてた
そう考えたってやるせない 帰り道の自己嫌悪
振り返ったら笑うって勝手なルールで
泣きそうなまま下を向いた 君の「ありがと」が痛くて
電話越し叫んだ僕の声は宙に浮き周りは引いた
向こう側君の慌てた声は耳元で儚く響いては
湿った風と今にも降りそうな空
同調する思い ゴメン ダケド アア ゴメン
そう考えないとやるせない 帰り道の自己嫌悪
振り返ったら負けだって勝手なルールで
泣きそうなまま下を向いた 君の「ごめん」が痛くて
答えのない問いをいつまでも
何気ないこと話したり 下らない理由で遠ざけたり
帰り道少しの時間よりも もっと一緒にいられたら
今よりずっと好きになる?
答えのない問いをいつまでも
僕は考えていくんだろう
隣で頷く君を手放さないように
すべてを話したりしないように
ねえってそれに返して ああってそれで笑って
週末少しの時間よりも もっと一緒にいられたら
今よりずっと近くなる?
答えのない問いをいつまでも
僕は考えていくんだろう
隣で頷く君を手放さないように
寄りかかったりしすぎないように
雨の日も 風強い日も こんな暖かい日も
君となら一緒にいたい
そう思えた僕は多分この瞬間だけは
世界一幸せなんだろう
答えのない問いをいつまでも
僕は考えていくんだろう
隣で頷く君を手放さないように
すべてを話したりしないように
寂しい
「寂しい」って言えば
傍にいてくれる誰かがいて
そんな誰かの横で
独り黙る僕がいる
世界は不平等だ
どうしようもない配合で成り立つから
この世は残酷だ
誰にも知られずにこの世を去る
それなのに
誰かに縛られた生きた者が
誰にも知られずにこの世を去る
それが現状なら
春だから
君との連絡を絶ったのは僕なのに
君からの連絡を待つのはどうしてか
答えは分かりきっていて
空は曇り始めていて
絡
青空の下寝転がって
初めて空の高さを知って
君の腕の中安心して
初めて優しさの痛みを知って
いつでも複雑な想いがあって
そして初めてそれを知った時
どうしようもなく悲しくなる
Simple
単純な言葉並べた僕の書く歌詞に
意味はなくて
ただ「ありがとう」とか
「ごめんなさい」とか
そんな言葉で出来た歌だった
知らないうちに重ねた想いも
いつかは崩れてしまうとしても
それで今があるって思えるなら
少しは違うのかな
